小学生で不登校になって感じた事と長引く理由【不登校との基本的な接し方】
この記事は、小学生で不登校になった子供の感じたことと、どう接していけばいいか、を子供視点で書いています。
この記事の至るところで「小学生」という単語を使っていますが、一様中学生でも当てはまります。高校生は精神面が成長してくる時期なので、あまり当てはまらないかもしれません、ですが、不登校の基礎を書いているので、自分や自分の子供が不登校になったのなら、読んでおいて損はないです。
この記事を書いているのは
不登校歴8年、現在高校3年生、絶賛不登校の「_511kuku」です。
はっきり言って、ここまで長い間不登校の人って滅多にいません
不登校歴マウントの取り合いだと、まぁ負けないでしょう(にっこり)
小学生が不登校になるのは「学校で嫌なことがあるから」です
普通は「学校は行くのが当たり前」です、逆に、行かない理由がないと不登校にはなりません。あ、めんどくさいと言う場合も、何かしらの原因があります。
僕の経験談を語ります
僕は息継ぎが上手くできず、プールの授業が苦手でした。
それでも、小学2年生までは無呼吸で泳ぎ、授業についていけてました。
ですが3年生に上がると同時に転校し、それを機にプールの授業で”視線”を気にするようになりました、
前の学校では無かった、二人一組の25mタイム測定で視線を感じるようになったのだと思います、
ただでさえ泳ぐのが下手なのに、クラスメイトに見られながらの二人一組でのタイム測定って公開処刑じゃないですか?
今思えば、自分以外の子が測定してる時はみんな誰かと雑談していました、測定中の人を見ている人なんて全然いなかったと思います
ですが、一度”見られている”と思い込むと、もうどうしようもありません、授業の回を増すごとにどんどんつらくなっていきました。
そんな状態で時間は過ぎていき、転校して1年目の水泳の時期が終わる頃には”苦手”な水泳の授業が”嫌い”な水泳の授業に変わっていました。
その翌年、4年生の夏、プール授業が始まる日が近づいていくほど鬱になっていきました、
プール授業が始まる日の朝、親に「プールの授業に出たくない」と自分の気持ちを伝えました
すると親は「みんなの前で泳ぎたくないのなら、プールの授業は見学すればいいよ」と言ってくれました、
先生には親が連絡を入れてくれて、その日の水泳の授業を休みました
すると、学校に行き授業を受けるのが当たり前であるクラスメイト達は、「なんでプールの授業休んだの?どこもケガしてないよね?」と純粋な気持ちで聞いてきました、それに対して自分の気持ちを伝えても、「なんでそう思うのかわかんない」としか返ってきませんでした、
僕の親は保育士です、いつも大勢の子供の相手をしている親や学校の先生は分かってくれても、小4である子供にはこれから不登校になる子の気持ちなんてわからないものです、
当時、世間知らずの小4で、同学年に不登校なんて一人もいないような”普通”の学校、誰も不登校を知らず、自分の気持ちが何なのか、どういうものなのか、本人でさえよく分からなかった、そんな状態で気持ちの話をしても理解されるわけがない、
大勢に、そして純粋に聞かれるのがつらかった。
その日、みんなができていて、そして自分も今までできていた”当たり前”なことを”何故か”できなくなった。
そこからはあっという間でした、プールの授業がある日は休みはじめ、プールの時期が終わると同時に、夏休みに入り、夏休み明けからは、ほぼ登校しなくなりました、
結論として僕の場合、プールの授業が嫌でだんだん不登校になっていきました。
不登校は長引くと、どんどん味をしめて、中学に上がる頃には友達に「不登校はいいぞ~」と布教し始めます、
もちろん冗談でですよ?本気になって、不登校になった友達は一人もいませ…ん?…あれ?そういえば中2くらいのときに一人不登校になった友達が居たな…自分のせいじゃないことを願おう。
不登校が長引く理由
何か嫌なことがあって不登校になった場合、普通ならそれが解決すれば不登校じゃなくなる、そう皆さんは思っていることでしょう、ですが現実の不登校はそう甘くありません。
不登校に一度なると、みんなが当たり前にやってる生活から外れます、普通の生活から外れると言うことは、その分余裕ができ、普通に生活していたら気づかないようなことが分かってきます
自分は不登校になってすぐ『楽』ということに気づいてしまいました。
人間は誰しも楽な方に吸い寄せられます、一度気づいてしまえばもう戻れません。
その時からです、親や先生に「プールの授業が辛いなら、辛い授業は休んでもいいよ」と言われても、「そもそも学校ってめんどくさい」と言い、登校を拒否し始めました。
いつの間にか、「めんどくさい」が口癖で、全てから逃げるようになっていました、
高校3年生になった今も、この時の思いのままで、相変わらず全てから逃げています。
こんな感じで、一度長期間の不登校になるとだめ人間が生まれてしまいます。
不登校が長引く一番大きな要因はこれだと思います。
これに関しては、人間の本能なんでどうしようもないですね、本人の精神力次第です。
不登校との接し方
子供はほっとけば何かを覚えます、知りたければ自分で調べますし、それでもわからないことがあれば、身近な大人に聞いてきます、自分の子供や教え子が不登校になったら、復学させようと思うのが当たり前です、ですが、学校に行くことよりもやりたいことがあるなら、自由にやらせればいいと思います、
実際に考え、動くのは子供自身です、周りの大人がどれだけ頑張っても、無駄なときは無駄です、急かさず、ゆっくり、気長に付き合っていきましょう、ある日ひょっこり学校に行き始めるかもしれません、大人のできることは学校に通いやすい環境を整えた後、本人から行動するのを待つことです、間違っても物で釣ったり、責めたりしたらだめですよ。
あ、今『こいつ、いい感じに締めようとしてるけど、結局すぐには復学させれないのかよ』って思いましたね?
念押ししときますが、私不登校歴8年の超ベテランですよ?
『現・在・進・行・系』の超ベテランです…よ?
察してください、行くとこまで行くと、もう不登校なんて治るとは思いません()
「毎日が日曜日」と書いて「不登校」と読む、こんな感じで、不登校が当たり前になってしまったら、普通に学校に通うのは厳しいと思います、というかここまでいったら本人に復学する気は皆無なんじゃないかな()
不登校は一人一人そうなった原因も、思っていることも違います、
そこらの記事を読んで知ったことを実践して、全員が100%復学できるわけないじゃないですか、不登校なめてるんですか?
ですが、100%は無理でも、少しでも不登校で悩んでる人たちを救えるよう、これから色んな視点の記事を書いていくつもりです、頑張ります。
ということで以上です、
ごめんなさい、最後の方こんなに書くつもりは無かったのに、
ラノベのあとがき並みにはっちゃけてしまっていました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。